ハタ科の中では最高級魚として位置づけられています。


一般では『クエ』と呼ばれていますが、

福岡県では『アラ』と呼ばれ、アラ鍋が有名です。



体長1メートル以上にもなります。



天然ものは、ごくわずかな漁獲しかないため、

幻の魚と称されます。



希少価値とその質から、

どうしても高値になってしまいます。



美食家をもうならせる幻の高級魚クエは

漁師たちの間では 「クエを食べたら他はクエん」と

いわれるほど美味しいものです。



透明感のある白身で、身がしっかりと硬く、

薄造りにして食べると食感がよく、

旨みがしっかりと味わえます。



お刺身が最も美味しい食べ方ですが、鍋も美味しいです。

鍋にすると身がギュッと締まり、

上質な甘みがあり、

脂ののった身と皮の間のゼラチンは

プルプルした独特の食感です。

天然のコラーゲンたっぷりでクセや臭みもなく

極上の味わいです。



クエは煮込むほどに美味しくなると言います。

クエの旨味がたっぷりしみ出た出汁でいただく

締めの雑炊も他のお鍋では味わうことのできない

上品で濃厚な美味しさです。